Twitterがオワコンだと思われる度に、Twitterのトレンドには移行先としての「mixi」や「オワコン」「Twitter終了」などの言葉がトレンドに入ります。
Twitterでは毎日多くの投稿がされていますが、実際にサービスが終了すると困るという人もいるでしょう。
この記事では「Twitterがオワコンだったらどうしよう」「他のSNSに移るべき?」と不安に思っている人のために、以下の内容を説明します。
- Twitterはオワコンではない
- Twitterがオワコンと言われている理由
- Twitterの代わりになるSNS
- Twitterを続けるべき理由
Twitterはオワコンと言われているだけで、実際に終了しません。安心してぜひ最後までお読みください。
X(Twitter)はオワコンじゃない!移行する必要がないことを30秒でサクッと解説
2022年からTwitterは様々な変更がありました。最大の変化は「Twitter」という名前がなくなり「X」になったことでしょう。それに伴い「ツイート」「リツイート」という言葉もなくなり「ポスト」「リポスト」に変わりました。
Xへの名称変更によりTwitterの名前だけがなくなることを早合点して、Twitter自体がなくなってしまうと思った人が「Twitterはオワコン」と言ったようです。名前は変わってしまいましたが、Twitter自体がなくなったわけではありません。
他のSNSも何か問題が起これば、Twitterと同じようにオワコンと言われます。実際にオワコンでなくても、少しの変化ですぐに「もう終わり」と言われてしまうだけなのです。
今後もTwitterの機能変更は行われると予想されますが、サービスはなくなりません。他のSNSに移る必要はなく、今まで通り短文投稿ができるので安心してください。
X(Twitter)がオワコンと言われている理由3選
オワコンとは「終わったコンテンツ」の略語です。一時は人気があったのに、一般ユーザーから飽きられて話題性や魅力が薄れてしまったコンテンツを意味します。
Twitterがオワコンと言われてしまった背景には、以下の3つの理由があります。
- イーロン・マスクの代表就任
- 閲覧制限の発生
- 海外利用者数の減少予測
これらの背景により不安になった方もいるのではないでしょうか。Twitterの大きな変化でもあるので、詳しく説明していきます。
1. イーロン・マスクの代表就任
2022年10月にイーロン・マスクが440億ドルでTwitter社を買収しました。買収後には7,500人いた社員の約半数をリストラしたり、自分に批判的なアカウントを凍結したりして大混乱を巻き起こしたのも記憶に新しいでしょう。
2022年12月にはTwitter Blueというサブスクリプションサービスを始め、2,000文字の長文投稿や120分までの長尺の動画などの様々なサービスを受けられるようになりました。しかし、無料会員のままではSMS認証が使えなくなりダイレクトメールにも制限が加えられています。
2023年2月にはAPIを有料化。Twitter関連サービスが軒並み終了となりました。今まで使っていたサービスが使えなくなるとオワコンと思われても仕方がありません。
Twitter Developers(開発者)のアカウントが、APIが有料になる旨の投稿を2023年2月9日にしています。API利用の最低金額が月額100ドル。無料だったものに毎月10,000円以上払うことになるのは衝撃的です。
2. 閲覧制限の発生
2023年7月、イーロン・マスクは無料会員が閲覧できる投稿の数を1日1,000件までに制限しました。作成したばかりのアカウントは1日500件までしか投稿を閲覧できません。
Twitterを情報収集や交流のために使っていたユーザーは目当ての投稿を閲覧できなくなってしまい、他のSNSに登録する人が急増しました。実際にMastodonのユーザーが急増したことがニュースとなっています。
3. 海外利用者数の減少予測
2022年1月時点での国内Twitterアクティブユーザー数は5,895万人で、アメリカに次いで世界2位です。(※1)5,895万人という数字は日本人口の45.3%にあたり、世界に類を見ない比率でTwitterが普及しています。
2023年1月時点での世界のTwitterアクティブユーザー数は5億5,600万人で全世界のSNSの中で14位です。
イーロン・マスクがTwitterを買収した時には話題性からアカウントを登録した人が増えましたが、2023年には3.9%、2024年には5.1%のユーザーが離れていくと予想されています。(※2)
Twitterからユーザーがどんどん離れていくと交流ができなくなり魅力がなくなってしまうため、オワコンと言われてしまうのです。
(※1)参考:Statista『Leading countries based on number of Twitter users as of January 2022』
(※2)参考:Insider Intelligence『Twitter to lose more than 30 million users in the next two years』
X(Twitter)がオワコンになったら代わりはある?5つのSNSとの比較
Twitterがオワコンになり他のSNSに変える場合、どのSNSが良いか悩むところです。Twitterの代わりになるかもしれないと話題になったSNSを5つ紹介します。
- Threads
- Hive Social
- Mastodon
- GRAVITY
どのSNSにも一長一短ありますので、自分に合うSNSを選びたいものですね。
1. Threads
Threads(スレッズ)はMeta社が2023年7月6日にサービス開始したSNSです。Twitterのようなテキスト投稿がメインのSNSで、閲覧制限でTwitterユーザーが混乱している機に乗じて開始されたため、多くのユーザーが登録しました。
5日間でユーザー数が1億人を突破しましたが、2週間でアクティブユーザーが7割減少し、開始時の熱狂が落ち着いています。
現在のところThreadsは機能が少なくTwitterの劣化版といったところ。アカウント開設の際にInstagramとの連携をしなければならないのも、Instagramアカウントを持っていない人にとっては面倒に感じるでしょう。
2. Instagram
Instagram(インスタグラム)は、画像やショート動画の投稿に適したSNSです。2019年の公式発表によると、国内月間アクティブユーザー数は3,300万人。既に多くの人がInstagramのアカウントを持っているため、仲間を見つけやすいでしょう。
見栄えの良い写真や動画を投稿する人が多いため、気軽な投稿はしづらいと考える人が多いようです。Twitterの短文投稿に慣れていると使いこなすのが難しいかもしれません。
3. Hive Social
Hive Social(ハイブ・ソーシャル)はモバイル専用のSNSです。Twitterと似たような機能として、アカウントのフォローや投稿に対するいいね、リポストがあります。Twitterのようにアルゴリズムによって投稿の優先度が決められるのではなく、タイムラインが時系列のみとなっていて見やすいのが特徴です。
2022年11月22日にユーザー数100万人を突破したばかりで規模が小さく、公式サイトは英語のみですが、シンプルな使い心地を求める人には適したSNSといえます。
4. Mastodon
Mastodon(マストドン)はドイツ生まれのSNSです。
プログラムをオープンソース化しているため、誰でもインスタンスと呼ばれるMastodonサーバーを構築できます。インスタンスは立ち上げた人の興味関心の高いテーマが設定されており、ユーザーは好きなインスタンスでアカウントを開設するので、コミュニティに入るのと同じ感覚です。
入ったインスタンスの投稿のみを見られるタイムラインがあるので、興味のある情報を簡単に手に入れられます。インスタンスの乗り換えも可能なので、気軽に入れるのがメリットです。
5. GRAVITY
GRAVITY(グラビティ)は「優しいSNS」として20代に人気があります。いいねの数を気にしたり、映え写真を投稿したりすることに疲れてしまった人たちの受け皿のようなSNSです。
GRAVITYではメールアドレスのみでアカウント開設ができ、匿名性が担保されています。フォロー・フォロワーの数も表示されません。アイコンは決められたイラストから好きなものを選ぶだけ。他のアカウントと比較する要素がないため、SNS疲れにもなりません。
TwitterやInstagramを情報収集のために使い、自分のペースで投稿するためにGRAVITYを使うというように使い分けている人も多いです。
オワコンは間違い!X(Twitter)を続けるべき3つの理由
Twitterはオワコンと言われますが実際はそうではなく、今でも多くの人たちがTwitterを使い続けています。使い続けているユーザーがいなくならない限り、Twitterはなくなりません。
ここではTwitterを続ける理由を3つ紹介します。
- 気軽に投稿できる
- リアルタイム性に強い
- 共通の趣味があるユーザーに出会える
今まで当たり前だったものが、実は快適に使えていた理由なのです。詳しく説明しましょう。
1. 気軽に投稿できる
Twitterは140文字までの短文投稿がメインで、日常を気軽に投稿できます。匿名で使えるため、自分の属性や立場に関係なく自由に発言ができ、リアルな付き合いを気にせず投稿できるのもメリットです。
飼っているペットがかわいいから投稿する、スターバックスの新作フラペチーノを注文して投稿するというように、何でもないことを投稿できるのがTwitterの特徴です。嵐の二宮和也さんがドラマ『VIVANT』の放送中に実況中継しているのも、気軽に投稿できる利点を生かしています。
2. リアルタイム性に強い
ログインせずにTwitterを開けると『「いま」起きていることを見つけよう』と表示されます。Twitterは「今」を知るのに適したSNSなのです。
ニュースやトレンドなどがリアルタイムで投稿されるため、気象庁や地方自治体は災害情報を投稿し避難を呼びかけるために使っています。
総務省の『平成23年版 情報通信白書』によると、東日本大震災が発生した3月11日から被災地域の自治体アカウントの1日当たりのツイート数とフォロワー数が急増しています。
被災地域の自治体がTwitterで情報発信し、状況をリアルタイムで得たい人たちがフォローしたのです。Twitterはそのリアルタイム性から災害発生時にはなくてはならないSNSとなっています。
3. 共通の趣味があるユーザーに出会える
Twitterには日本だけで5,895万人の月間アクティブユーザーがいます。ユーザーの母数が多いため、他のSNSよりも自分と共通の趣味があるユーザーに出会いやすいのです。Twitterにはコミュニティやハッシュタグがあり、同じ趣味の人に出会える仕組みが整っています。
現在Twitterアカウントを持っている人はすでにフォロワーとの関係がある程度築けているでしょう。Twitterをやめて他のSNSに移ることは、今まで築いてきた関係性を一旦捨てることになります。新しいSNSに移行すると、そこでまたユーザーとの関係性を構築しなければなりません。
Twitterはオワコンと言われて心配になるかもしれませんが、まだTwitterは続いています。実際にやめている人が周囲にいないのであれば、不安になる必要はありません。ぜひこの記事を参考に、安心してTwitterを楽しんでくださいね。
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